周期表


   化学においては周期表は非常に大事です。周期表とは元素を原子番号の順に並べた表です。 周期表はよく使うのでそれぞれの原子の位置は大体覚えた方がよい。 Ca(カルシウム)までの覚え方は化学で使うの語呂合わせページへ。


   上図に周期表を示しました。上の周期表は都合でランタノイドとアクチノイドは消しています。
周期表における横の行を周期、縦の列をと言います。 上のように周期は第1周期〜第7周期まで、族は1族〜18族に分けられています。 同じ族の元素では性質がよく似ています。水素を除いた1族元素をアルカリ金属Be(ベリリウム)、Mg(マグネシウム)を除いた2族元素はアルカリ土類金属17族元素はハロゲンと呼ばれます。
典型元素
   上の表のように、1、2と12〜18族の元素を典型元素と言います。 典型元素の中で同族元素は性質が良く似ています。単体は密度が小さく、 化合物は無色のものが多い。
遷移元素
   第4周期以降の3〜11族の元素群を遷移元素といいます。 最外殻電子の数は1〜2が多い。同一周期でお互いの性質が似ており、 単体の密度が大きく、化合物は有色のものが多い。
金属元素
   単体は金属であり、陽イオンになりやすく陽性が強い。
非金属元素
   単体は分子からなるものが多く、16、17族元素は陰性が強い。
両性元素
   酸とも塩基(アルカリ)とも反応する元素でAl、Zn、Sn、Pbの四つ
   また希ガスを除き、周期表の右上にいけばいくほど陰イオンになりやすく、左下にいくほど陽イオンになりやすい。 陰イオンのなりやすさを陰性といいます。陰性が強いほど陰イオンになりやすく、陰性はF(フッ素)がもっとも強い。 同様に陽イオンのなりやすさを陽性と言い、もっとも陽性が強いのはFr(フランシウム)です。
つまり陰性の強さは同周期なら右に行くほど、同族なら上に行くほど強いということです。 同様に陽性の強さは同周期なら左に行くほど、同族なら下に行くほど強い。