イオン化エネルギー
   イオン化エネルギーは原子から電子を取り除くためのエネルギーのことだから、この値が小さければ小さいほど イオン化させるのに必要なエネルギーが少なくてすみます。ということはイオン化エネルギーが小さい原子ほど安易に イオン化しやすいということです。
だからイオン化エネルギーは陽性が強くなるにしたがい、小さくなっていきます。 同じ1族同士のNa(ナトリウム)とK(カリウム)の第1イオン化エネルギーを比べてみると、 Naは496(kJ/mol)、Kは419(kJ/mol)となります。

電子親和力
   イオン化エネルギーとは反対に、原子が電子を取り入れて陰イオンになるときには、エネルギーが放出されます。 これは動き回っている電子を取り込むためには、その電子のエネルギーを奪って運動を小さくしないと捕まえれないので そうなります。エネルギーを放出すると電子のエネルギーが小さくなり安定になります。 よって電子を取り入れる時に放出されるエネルギーが大きい原子ほど、陰イオンになりやすい。