まずインターネットを使う上での注意点や科学を勉強する上での注意点を少し書いていこうと思います。 まぁ改めて書くような事では無く、常識だとは思うのですが・・・時々この常識を分かっていない方が いるので、一応書いておきます。
はじめに当サイトの内容は100%正しいという保証はどこにもありません。この事を必ず心の片隅に置いて 利用してください。こう書くと「なんと無責任な!」と言う人が必ず現れますが・・・。 当サイトの内容で、なぜ正しくない記述が有り得るか。これにはいくつかの原因が挙げられます。
原因1、2に関しては出来る限り無いように努力はしていますが、必ずどこかに誤字脱字、誤解釈はあります。 多くの人の目でチェックされている学校の教科書でも誤字などはあるのですから、 個人レベルでやっているサイトに無いわけがありません。
さて問題なのが原因3や4です。原因3については・・・嘘も方便・・・とでも言いましょうか。 新しい分野を勉強する時には分かりやすさを優先するので、学問的に少し間違っている表現を使う場合が あります。嘘じゃないんだけど、100%正確かと言われると、100%正確なわけじゃない。 これは学校の教科書でも時に用いられています。これも仕方無いことです。分かりやすさと完全性は 相反する事がままあります。これを良く肝に銘じておきましょう。教科書に書いてあること、 このサイトに書いてあることが100%正しいなんて保証はどこにもありません。疑ってかかりましょう。 この疑るという姿勢が科学を勉強する上で非常に大切です。ま、この疑ってかかるという行為は 科学だけでなく普段の生活でも必要なことですよね。
原因4については・・・これも仕方が無いことです。高校化学では原子や電子を考えますが・・・ 電子や原子は目に見えるわけではないので、その100%正しい姿は誰も"直接見たことが無い"です。 見えない事を考えるために科学では様々な知識を駆使して、様々なモデルを組み立てて考えています。 こういうモデルを考えれば自然現象を上手く説明できるから、まぁこう考えることにしましょう。 そういう事が結構たくさんあります。教科書やこのサイトでも知った風に書いていますが、 実はよく分かっていない。そんな事はよくあることです。肝に銘じておきましょう。
インターネットは時間と空間を自由に選べるので、好きなときにいつでも見ることができ、 自分で調べることができます。 勉強におけるインターネット利用がどの程度役立つか、 実用的であるか、全くわかりませんが、 パソコンがあればどんな環境の人でも利用できることはもしかしたら、 学校という制度を変えてしまうほどの力があるかもしれません。 やる気さえあれば、例え学校に行かなくとも勉強をしたいときにはいつでもできます。
勉強には何よりもその内容に対して興味を持たなければ意味がありません。 学校では勉強する順番が決まっているため、自分の興味のない内容がはじめにきていると、 その教科にたいする興味を失ってしまう可能性もあります。 索引などから自分の興味あるところから順に勉強していくことはできますが、それは難しいでしょう。
しかし、インターネット上ではリンクが自由にできるので、どの内容をやる場合でもそれに関係のある 内容をすぐさま表示することができます。 だから、自分の興味のおもむくままに勉強し、その教科自体により興味を持つことができると思います。 勉強内容を電子化することにより紙媒体の限界をこえ、より効率的な勉強ができるようになると思います。
少し大袈裟な話になりましたが、何のことはないただの化学が学習できるページです。
主に高校レベルの化学を扱っています。
どのような人でも最初から読んでもらえれば高校レベルの化学の力をつけることができると思います。
できるだけわかりやすいページにしていきたいので
感想やご意見、ここは間違ってるぞという指摘etc...
なんでも結構ですのでよろしくお願いします。
化学はよく暗記教科だと言われますが、高校の化学で習う現象は全て過程があり、結果があります。 しかしテストでは結果部分が重視され、過程に関する問題は少ないように思います。 また、学習する範囲はあらかじめ決められているので、より深く知りたい、興味がある、と思っても教科書には何も載っていません。
それ故、結果の方を記憶する勉強をしがちになり、 化学の本当(私、けるんが勝手にそう思っているだけですが...)の面白さである過程を考える事を忘れ、 あるいは見逃してしまっているのかもしれません。 そして興味を持って、より深く知りたいなぁ〜と思ったとしても調べる術が見つからず、その興味は時間と共に失せていってしまっているのかもしれません。
化学はその中で起こっている事、規則を考えればそんなに暗記の必要な教科ではないと思います。 それに突き詰めれば、国語であれ数学であれ何かを学習する時は記憶しないと話になりません。 記憶は単純記憶、つまり暗記よりも筋道だった規則を覚えておくと記憶するスピードも速く、応用もきき、 忘れにくくなると思います。
だからこのページは過程を考えることに比重をおいて化学の話を進めていこうと思っています。 また、パソコンを使っているのだからグラフィカルで、視覚的にも理解できるように画像も 多用したいと思っています。
それでは高校の化学で起こる出来事の規則とは何か?規則と言えるほどおおげさな物ではありませんが、 また、それは化学だけに言えることではありませんが、化学の出来事はほとんど安定な方向に進んでいきます。 なぜO原子がO2-になるのか? それはそのようになったときが安定だからです。(理由はこれからの解説ページで勉強できます。)
化学で起こる反応は原子が安定を求めるため起きるのです。いろいろな反応が起きる時も、 それぞれに条件は変わりますが安定になるようにその反応は進んでいきます。 何故そのような反応が起きるのか?それはより安定になろうとする結果だと思ってください。 人間の生活でも大部分の人は安定さを求める物でしょう?だから化学の世界も安定を求めるのです。 実際の世界でも時に変わり者がいるように化学の世界でも変わり者はもちろんいますが。
だからその反応を丸ごと覚えなくとも、その反応に関わる物質がわかればどのようになるのか
自分である程度推測できます。
濃硝酸が一酸化窒素(NO)だっけ?それとも二酸化窒素(NO2)だっけ? と困った経験はあると思います。 しかし、これも濃硝酸は酸化力が強いから一酸化窒素を酸化して二酸化窒素にしてしまう。 このように考えればもうこの反応式を全て覚える必要は無いのです。 (本当の理由かどうかはわかりません(^_^;)ただ、このような考え方もあるということで示しました。)
このように化学の反応には規則や原因、理由があるのでその考え方を理解すれば、そうとう楽に楽しく勉強できると思います。