次に大戦略というのは第二次世界大戦などを題材に、自分の国を選び、戦争に勝つことを題材としたゲームです。 戦争をゲームとする是非はともかく、このゲームによって戦争に興味を持ちました。 日常生活においても死にたいと思ったことがありますが、なぜ死にたいのか、死ぬとはどういう事なのか、死んだらどうなるのか という死への関心が戦争への興味へと変わるのはごく自然な流れです。
そして戦争のような極限状態での人間がどうなるのかを知ることは大切なことです。 日常生活では平和が当たり前のように感じられますが、平和がどれだけ大切なのかは戦争を理解して初めて分かります。 また自分がいかに恵まれた環境にいるのかも知るでしょう。 そして戦争を生き抜いた人々と自分を比べると、自分はまだ何も頑張っていない、矮小な存在であることに気付かされます。 死について学ぶことは、同時に生きることについて学ぶことでもあります。
そして死や戦争に関する話題には、必ず禁句が存在します。これを言うと大人に怒られたり、 否定されたりするというものが必ず戦争にはつきまといます。 このようなことから、何を言うと大人が喜ぶか、何を言うと嫌な顔をするかが学べます。 どのような価値観が標準なのか、つまり常識を知ることができます。この常識は国語を学習する上で大切で、入試の面接 などにも応用が可能です。この常識が分かっていれば国語の勉強で出てくる思想は掴みやすいです。 また常識だけでなく、戦争には人間の全ての感情が関わります。人の感情は国語に直接関係してきます。
このようにゲームから始まった戦争ですが、ここから様々なことを考えることができます。 そして生死に関する問題はすぐに解決できる問題ばかりではなく、年単位でじっくりと考えていくことが必要です。 長期間に渡って一つのことを深く考えられる能力は全ての教科に役立ちます。