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あとがき

本書では勉強ができるようになる方法を探すために、学習者本人がどうすれば良いのか考えてきました。 勉強ができるために必要なことは知識や技術的なことだけでなく精神的なことも重要です。 精神的なものについて考えながら自分自身を深く知り、自分自身の考えを持つ必要があります。

自分自身で考え、判断ができるようになることは、自分自身の足でしっかりと生きていくことと同じです。 誰かに言われるがまま生きていく方が楽かもしれません。しかしやはり1度しかない人生、 もっと自分の好きなように自分の意志に基づいて自由に生きたいと思いませんか。

けれども自分自身の足で生きていくことは時として大変辛いことがあります。自分自身に自信が持てず、 自分のありのままを受け入れたり、好きになったりすることができないかもしれません。 勉強ができないと自己嫌悪に陥ったり、自分のことが嫌いで自分を好きになれない人もいるかもしれません。

しかし人は、他の人とは違うことに意味があります。 人間は多様であるから、勉強ができたりスポーツができたり、会話が面白かったり、 物静かだけれどじっくりと物事に取り組めたり、様々な性格で、様々な外見を持っているからこそ楽しいし価値があります。 人と違うことはそれだけで価値があります。この世界に自分と同じ人間は誰1人存在しません。 みな違う。そこに価値があるのです。

人と違うことが結局は自分らしさに繋がり、ひいてはそれが自分の武器になります。 自分にしかないもの、自分独自のものが武器になるのです。 是非とも勉強を通して、その武器を見つけ、そして磨いて欲しいと思います。 そして本書が少しでもその手伝いができていれば嬉しく思います。

最後に読者の幸せを祈りながら最後の言葉を送りたいと思います。 あなたは世界に唯一の存在です。あなたの良いところも悪いところも含めてそれがあなたです。 誰かと入れ変わることはできません。 だから自分自身を受け入れ、自分のことをよく知ってください。それは必ず勉強につながります。 もっと自信を持って。みんな素晴らしい可能性を秘めていますよ。


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