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11 最後に〜勉強を楽しむ〜

この章では本書の結論を述べたいと思います。もちろんここに示したことが全てではありません。 あくまで一例であり、他にも人の数だけいろいろな結論があるでしょう。 何かの参考にしてくれればと思います。

どうすれば勉強できるようになるのか、その方法はいろいろありますが、万人に通用する解決法は勉強を楽しむことです。 勉強は義務教育である中学生で終わるわけでも、高校生で終わるわけでもありません。 大人になっても勉強し続ける必要があります。勉強せずに生きることはまず不可能です。 一生勉強し続ける必要があるなら勉強を楽しむ以外に、何十年も勉強し続けることはできないでしょう。

次に勉強を楽しむためには、自分自身がどのようなことを楽しいと感じるか、まずは自分自身のことをより深く知る 必要があります。今までの人生を振り返り、何に熱中したか、何に時間を費やしたか、何に心惹かれるか、 何にドキドキワクワクしたかを思い出してみれば自分という人間が見えてくるかもしれません。 自分がどこに楽しさを感じるのか分かれば、それを勉強と結び付けます。 そして勉強は面白い、楽しいと感じるように勉強のやり方を変えていきます。 学校や試験勉強のような画一的な勉強でなくて構いません。 自分が楽しくできるような勉強法を作り出したり、あるいは書店やインターネットなどで見つけます。

こうして勉強を楽しむという方向に歩み出しても、やはり苦しいときが必ず来ます。 そういうときは自分以外の何かに助けを求めることもできます。人間は一人ではありません。 自分一人ではもう頑張れない、そう思ったら誰かのためにやってあげてください。 誰かのためと思ったらもっと頑張れることもあります。

また苦しさは自分の考え方次第で軽減させることができます。 そのためには自分自身がどういうことにストレスを感じるかなどをしっかりと理解しておく必要があります。 自分のことをより深くできれば大抵のことには対処可能です。

最後に、 どうすれば勉強できるようになるか。それは勉強をすれば良い。 それではどうすれば勉強できるのか。それは勉強を楽しめば良い。 どうすれば勉強を楽しめるか。それは自分自身のことをより深く知る。 勉強に限らず嫌なことは出来る限りだけ避けて、基本的には楽しいことだけすれば良い。 楽しいと思えることをたくさん増やしていくことが結局は嫌なことを減らすことにつながります。 楽しさは至るところにある、そういう「意志」を持とう。 このように考えれば、勉強することと楽しむことは決して矛盾しません。 本書の結論は「自分の楽しいことをしよう。それを勉強に応用しよう。」です。


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