才能がないというのもよく聞く原因、言い訳ですが、才能がないと証明することはかなり難しいです。
少しやってみてできないから才能がないというのはあまりにも短絡的です。 例えばどんな分野においても最先端を走る人は何十年もの経験を積んでいます。それだけの長期間やって 初めて"モノ"になることもあります。それが才能のたまものか、努力のたまものか区別はできません。
例えば勉強に関しても、ちょっとやればすぐにできるようになる人は確かにいます。 その中で本当に才能がある人は極少数ですが、中学校までは勉強と日常生活が比較的近いので、 そのような人は勉強と日常生活の接点を持っていると考えられます。 しかしこのような人は特別な才能があるわけではない場合がほとんどです。だから必ず壁にぶつかります。 このように中学生ぐらいで勉強が多少できることは才能とはそれほど関係ありません。
またこの理由以外にも、例えば器用に物事を進める人がいますが、そういう人が必ずしも高いレベルに行けるとは限りません。 物事をゆっくりとしかできなくても、長期間に渡って行うことができれば、結果的に高いレベルに行けることが良くあります。
このように何が才能なのかを見極めることは大変難しいです。よって勉強ができない原因は才能だとは決められません。