前節では目標を決めました。その目標に反しないように才能などの問題を解決していきます。 まず才能の有無は気にしません。才能があれば万々歳、例え才能がなくとも努力すれば平均レベルまではいくでしょう。 才能があっても努力していない人もいるだろうし、そもそも才能も無く努力もしない人もいるだろうから そういうのを考慮すれば才能がなくとも努力すれば平均まではいくはずです。 世界一を目指しているわけではないのでこれで十分です。
そして勉強ができるようになるという目標を立てた以上、自分に才能が無いという結論は下せません。 もちろん才能がないと結論付けても勉強がきるようになるのならそれで構いません。 必ず避けなければいけないのは、自分に才能がないと結論付けた結果、何もせず何も身に付かずに終わることです。 心の姿勢として目標達成に向かっている限りはどんな解釈でも問題ありません。
次に努力についてですが、努力しても結果がついてこないのならそれは努力の仕方が悪いと解釈します。 努力して報われないのは虚しすぎるので、努力しても無駄だと考えることはやめることにします。 あくまで悪いのは努力の方法であり、それを改善すれば努力の結果はついてくるはずであり、 努力という行為自体は無駄ではありません。
また周りの環境については、この文書を読むくらいの年齢であれば自分で作れば良いでしょう。 周りの勉強できる人を参考にするのも良いし、何か参考になる本を読んで実践してみるのも良いです。 環境が悪いことを自分で認識できたなら変えるようにすれば良いだけです。 自分に適した環境がいつの日か、天から降ってくるという幻想は捨てた方が良いでしょう。
そして性格については勉強に大きな影響がありますが、どんな性格が良いのか完全に分からないし、 そう簡単に性格は変えられません。性格がどうであるかより、重要なのは勉強に対する基本的な心構えです。 例えばねばり強い性格の人でも勉強をしたくないと思っていれば、勉強できるはずがありません。 反対に勉強をしたいと思っていればねばり強い性格でなくとも、どんどん勉強するだろうし、結果もついてくるはずです。
この勉強をしたい、したくないという気持ちは生まれ持ってのものではなく、自分である程度変えることが できるものです。勉強をするんだという基本的な心構えであれば、どんな性格でも問題はないでしょう。 要は自分の性格を良く考え、理解して、どのように考えれば勉強をする方向に持っていけるかを考えるべきです。 無理に自分を勉強に合わせる必要はなく、勉強を自分に合わせていくと考えた方が楽になります。
そして最後に、なんとなく勉強できないことについてです。この原因を追求することは一般的に 難しいですが、対処可能な問題ではあります。 ついだらだらと過ごして勉強できないことの一番の問題点は、勉強の優先順位がそれほど高くないことです。 もしテレビを見るといった他のことより勉強の優先順位を上げることができればほぼ解決できます。
そのために最も重要なことは勉強に興味を持ったり、勉強自体を楽しむことです。 楽しければ自然と優先順位が上がり勉強する時間が増えます。 また、短期間であればは強制的に勉強するよう追い込むことも必要です。 勉強を楽しいと思ったり、勉強をやるべきときにやるためには自分の行動を自分自身で律していくこと、 つまり自分自身の精神状態をコントロールする術を身に付けることが必要です。