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10.6 本の読み方

勉強と本を読むことは切っても切り離せないほど関係があります。 本をどのように読むかというのが勉強をするときに大切になります。

まず本の読み方には音読、疑似音読、黙読の三つあります。これら三つの方法を上手く使いこなすことが 必要です。まず音読とは声に出して文章を読むことです。 疑似音読とは実際に声を出さない(声帯は震わせない)けれど、頭の中で音声をイメージしながら読むことです。 黙読は完全に音声に頼らずに文字のみを見て理解することです。

この三つの方法にはそれぞれ利点と欠点があり、それを知って使い分けることが必要です。 まず本を読む速度の観点から見ると、黙読が一番速く、疑似音読、音読と続きます。 音読では声に出すより速く読むことはできず、そこまで速く読むことはできません。 やはり本を速く読むためには音声を介さず文字を見て直接理解することが必要です。

しかしいつも速く読めば良いのかというとそうではありません。 国語の俳句や短歌のように、声に出して実際に読んでこそ、情景や感情、意図するところが分かることもあります。 俳句や短歌を黙読しては面白さのかけらもなくなってしまうでしょう。 また文章の質によっては、例えば非常に複雑で難解な文章は黙読では理解できずに疑似音読になるかもしれません。 このようにそれぞれの読み方には一長一短があり、上手く使い分けることができれば効率よく勉強をすることが できます。


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