次は勉強と直接関係がないと思われるかもしれませんが日記についてみていこうと思います。 日記を書くことは勉強以外にも実に様々な効果があるので日記を書くことを非常に強くお勧めします。
まず日記は文章を書く練習になり、勉強に直接関係しています。基本的に学校の勉強は教えられる一方で面白く ありません。やはり勉強で得た知識を使って何かを自分で作り出すと楽しいです。 手軽に作ることができるものの一つが日記というわけです。
日記は基本的に毎日書くものですからあまり時間はかけられません。 だから書きたい内容を選び、短く的確に、将来の自分が見ても分かるように書く必要があります。 そして書き残したい状況を正確に描写することはなかなかに難しいです。 このように自分で日記を書いていると文章を書くのは面白いけど難しいということが実感として分かり、 その結果として国語の授業で文章のプロである作家の文章に触れるとそのすごさが分かり、 参考にしようと一生懸命授業に集中することができます。
日記というと何を書けば良いか分からない人もいるかもしれません。 日々の出来事を書くも良いし、その日に思った事や考えたことを書くも良い。 誰かに対して言いたいことを書いても良いし、未来の自分へ言いたいことがあったら書くのも良いです。
その他にも、例えばその日に見た夢の内容を記録することも面白いです。 夢は思いもしない面白い展開になることもあり、一本の映画のように立派なエンターテイメントとして 楽しめます。また夢は、自分の精神状態によって内容が変わったりするので自分のことを知るために有効な 方法の一つです。そして夢というのはイメージなので、それを文章にすることはなかなか骨の折れる仕事です。
また日記には勉強とは直接関係ありませんが、日々の生活や自分の想いを記録に残すという大切な役割もあります。 今の生活に満足していない人、とにかく勉強が嫌だったり、親が嫌だったり学校が嫌だったり不満が ある人は是非今の感情を日記として保存しておいて欲しいです。
人間が成長していくと言うことは過去を忘れることでもあります。 小さい頃はあんな大人にはなりたくないと言っていたのに、いざ自分が大人になってみると 小さい頃なりたくないと思っていたような大人になっていることがよくあります。 それはやはり小さい頃の思いを忘れてしまうからです。 人はそれぞれ環境が違います。それと同じように年齢が違えば環境が違い、ひいては考え方の違いに つながります。同じ1人の人間でも、その瞬間その瞬間、感じていることも考えていることも違います。 だからこそ日記に昔の自分の感情を残しておくのです。その瞬間の自分の想いを忘れないためにも。
そして日記として記録に残すことは後々の楽しみでもあります。写真のアルバムみたいなものでしょうか。 昔の自分を思い返して、幼い考え方をしているな、今の私はこんなに成長したと比べてみるのも 楽しいでしょうし、小さい頃の私はこんなことを感じていたのかと再発見することも意外に多いです。
また苦しかった時の状況を日記に残しておくのも良いです。後になって読み返してみれば案外大したことでは ないかもしれませんし、今の自分の能力を持ってすれば案外簡単に解決できることかもしれません。 またそれが人生で一番苦しい経験であれば、その日記を読むたびにあのときほど苦しくはない、 今の苦しみは越えられる苦しみだと、過去の自分に励まされるかもしれません。
このように日記を書くことは良いことばかりです。今の生活に満足していない人や、 将来子供と関わる予定のある人、つまり学校の先生に成りたい人や将来は自分の子供を持ちたいと 思っている人は日記に今のあなたの年齢に固有の想いを残しておきましょう。