next up previous contents
Next: 7.3 身近な社会 Up: 7 普段の生活を通して勉強する Previous: 7.1 身近な国語

7.2 身近な数学

数学で学習することは日常生活でも利用しており、そこに気付けば数学を勉強する時に日常生活で得た 知識を使うことができます。例えば比例や一次関数などは全て実生活でも利用されていることです。 具体的に言えば、夏休みに宿題をどれくらいのペースで良いか考えるときに比例を用います。 一日に5ページずつやれば、10日で50ページ。よしこのペースなら宿題を終わらせられるというように 知らず知らずに経験的に使っています。一次関数はこの比例とほぼ同じようなものです。

また比例のもっと根本にある考え方は、比の概念です。この比を日常生活を通して理解することが 比例や一次関数を理解することにもつながります。この比は日常生活のいたるところに隠れています。 例えば料理を作るときは比の考え方を使うでしょう。3人分で200gの牛肉を使う料理があったとして、 家族が3人でなければこの料理を作るためには比の知識が必要となります。

このように日常生活を通して、数学につながることを実際に利用しながら身に付けることができます。 数学ができるかどうかは学校の勉強や才能だけによりません。 実生活は数学に関係あると言っても、やはり方程式を直接解くことはまずありません。 しかし実生活で多くのことを体験し、例えば料理をしたり、遊んだりしながらそこで身に付けたものは そのまま数学に利用することができ、結果的に方程式など他のことを学習するのを助けてくれます。


next up previous contents
Next: 7.3 身近な社会 Up: 7 普段の生活を通して勉強する Previous: 7.1 身近な国語

けるんずるーむ(→トップページへ) | どうすれば勉強ができるようになるのか(→PDF版

Copyright (C) yu-reru 2006