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7 普段の生活を通して勉強する

一口に勉強と言っても実に様々なモノがあります。何も学校でする勉強だけが全てではありません。 時々、あまり学校の勉強をしていないようなのにテストでは良い点数を取る人がいます。 そういう人は学校の勉強以外を通して得た技術や方法を使って学校の勉強をしていると考えられます。 つまり普段の生活の仕方によっては学校の勉強をせずに、テストの点を上げる、つまり勉強ができるように なる可能性があるのです。

4.4節でも問題解決能力について説明しましたが、その中で仮定や推測を行うことが必要だと述べました。 日常生活でも仮定や推測は必ず行っています。筆者の経験で印象に残っているのは、幼い頃に家出を考えたときです。 まず家出をしたらどうなるのか、家族に見つからずどこまで逃げられるのか。自分の所持金で何日生活できるのか、 移動にどれだけお金がかかるか、食費にどれだけお金がかかるか、 警察に通報されても見つからないためには遠くの街がよいのか、それとも山が良いのか。 知らない街に逃げることを仮定して、生活していけるか考える。山に逃げることを仮定して、生活していけるか 考える。そしてそもそも家出をして自分に得なことがあるのか考える。

このように推測や仮定は勉強以外でも行います。もちろん家出以外の場面でも、推測や仮定は行います。 もっと身近な例を挙げれば、明日は雨が降ったら、もしこの言葉を言ったら相手は怒るかな、など仮定や推測は ごく普通の生活で行うことです。そして普段から推測や仮定を行っていれば、それが勉強に応用できるのです。 これ以降は、学校の勉強と普段の生活を結びつけていこうと思います。




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