試行錯誤とマインスイーパー問題
昨日はとある用事でSPIを受けてきました。別に就職試験でもないのになんでいまさらSPIと思わなくもないが・・・そのSPIを受けて、数学が苦手な人がなぜ簡単な問題さえも解けないのかという問題の原因についてちょっと考えさせられました。まぁ原因は前から分かっていたことですが、ちょうどいい機会なので書いておきます。
そのSPIの問題で次のような問題がありました。著作権に絡むといけないので、問題は改変していますが。。。
|a|b|c|
|d|e|f|
|g|h|i|
合計9つの席があり、1人以上が既に座っていた。Aさんがbに座ると回りに1人誰かおり、cに座ると周りに1人、gに座ると周りに1人、iに座ると周りに2人いた。このとき、どの場所に人がいて、合計何人(Aさんは除く)いるかという問題。
まぁ別にこの問題が難しいとか言うのではなくて・・・この問題はただのマインスイーパーじゃないかと。Windows標準のあのマインスイーパーですよ。。。SPIの非言語分野の問題でマインスイーパーとはなんなんだ。
これが気になったのにはもう一つ理由があり、月曜の新聞にベネッセの広告があって、その中のお試し数学問題に魔方陣的なパズルの問題がありました。こういうパズル的な問題をでかでかと載せるベネッセも・・・と思ったけれど、よくよく考えると中学生の諸君は・・・実はマインスイーパー問題やこの魔方陣的なパズルができないかもなと思った。
別に中学生の全員がマインスイーパー問題等をできないとかそういうわけではないくて、できる人が多いのは当たり前なんだけど、どうも勉強を苦手とする人の思考方法を見ると、試行錯誤、つまり仮説や推論を立てて、 それを検証するというプロセスが抜けている気がするんだよなぁ。。。
こういう試行錯誤ができないとマインスイーパー問題や魔方陣的なパズル問題ができないのは、うなづける話だな。試行錯誤は生きていくための一番基本的な方法だと個人的には思っていたんだけど、 これがもしできていないようなら・・・勉強が苦手だということの病巣は深いよなぁ。。。
もちろん試行錯誤と言ってもどんな分野でもうまく試行錯誤できるかはまた別の話ではあるけどね。やっぱり自分の嫌いな分野で試行錯誤はできんわなぁと思ったりもする。。。最低限、自分の生きていく分野で試行錯誤ができれば良いか。。。そうするとやっぱり勉強は難しいなぁ。
本題とは関係無いが「マインスイーパー問題」で検索したら昨日受けたSPIとまるっきり同じ問題のSPIを受けた人だった。でもその人のページの日付は古いから、SPIは結構同じ問題を使いまわしているのかもしれんね。。
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