RL聞き取り練習の経過
以前記事にしたR/L聞き取り練習のその後を報告します。まず練習プログラムは上にある「XP対応 リスニング科学的上達法 CD-ROM付」という本に付属したものを用いています。これにはR/L練習のプログラムが4つあり、その4つを1セットとして毎日行いました。今のところ32セット行っています。1〜4の練習プログラムの正答率および1セットの平均点を図にしています。
このR/L聞き取り練習がどのようなものか知りたい人はインターネット公開実験ダウンロードページからR/L聞き取りテストをダウンロードしてください。練習プログラムは聞き取りテストとほとんど同じです。
R/L練習の結果としては上のグラフのようになります。プログラムの正答率は緩やかな上昇傾向にあります。今のところ最高で91%と初期に比べて高い正答率です。また最初の頃は自信を持って答えられる問題が少なかったですが今では自信を持って答えられる問題も増えてきました。明らかに以前よりR/Lの聞き取り能力に関しては向上しています。またそれに付随してR/Lの発音をどうやっているのかも少しずつ分かってきている気がします。しかし、この練習プログラム以外のR/Lはそこまではっきりと聞き分けられているかどうかは自信がありません。けれども以前よりは聞き分けができていると実感できます。
このようにはっきりと効果は現れますが、R/L聞き取り練習は1セットあたり1〜2時間程度かかります。最初の頃はあまり聞き取れないので何度も繰り返して聞いていました。そのため時間がかかっていましたが、途中からは聞き直しをほとんどしなくなりました。そうすれば1時間程度と、さらに慣れが加われば最終的には1時間以内で1セットできるようになると思われます。
今までに約50時間は費やしたと思いますが、結果としてはこの程度です。R/Lがそれだけ難しいのか個人的な問題なのか・・・本の中に外国滞在経験者の訓練経過が載っていますが、やはりそれに比べて私の方が少し成績が悪いです。劇的に差があるわけではないので、誰でもこの程度時間がかかるのかもしれません。
50時間投入するならもう少し効果のあるものをという気がしなくともありませんが、まぁゲームをしていると思えば良いかもしれません。間違えると腹は立ちますが、日に日に聞き取れるようになるのが実感できるので達成感はあります。段々自転車に上手く乗れるようになる感覚ですね。目指せ100%で頑張っていこうと思います。続けてやることができればまた経過報告をしようと思います。
- ATR 人間情報科学研究所 マルチリンガル学習研究室
インターネット公開実験 プログラムダウンロード
Comments